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デパートの百貨店友の会のメリット・デメリット、株主優待割引との比較と利用法

2021年8月2日

 

私たち50代女性であれば、百貨店(デパート)は身近な場所ではないでしょうか?

 

子供のころ家族で買い物に行って、お好み食堂でお昼ご飯を食べた思い出もあるかもしれません。

 

百貨店(デパート)のお得な制度である、友の会のメリット・デメリットについて。また株主優待割引との比較を書いていきますね。

 

 

百貨店(デパート)でお得にお買い物をする方法

 

百貨店(デパート)でお特に買い物をする方法に以下のものがあります

・百貨店(デパート)発行のクレジットカード

・友の会

・株主優待割引

 

私は長いこと、ある百貨店(デパート)のクレジットカードを使い買い物をしてきました。

 

カードを作った理由は、小さいサイズの洋服売り場が充実していて、洋服のほとんどをその百貨店(デパート)で購入していたからです。

 

けれど、売り場の充実度が減ってきたことと、また私の生活導線に変化があり、年会費を払ってまでその百貨店カードを持つ理由が無くなってきていました。

 

そこで百貨店(デパート)のクレジットカードは辞め、友の会と株主優待割引を利用することにしました。

 

 

友の会のメリット

 

・利率がいい

友の会とは、毎月決まった金額の積み立てをして、1年後に1ヶ月分ボーナスが貰える百貨店(デパート)のお積み立てです。

 

毎月1万円積み立てた場合、一年後に1万円ボーナスが貰えます。12万円に1万円プラスですから利率でいうと8.3%。

 

百貨店(デパート)のクレジットカードも、お買い物額によっては8%割引があるので、そんなに変わらないと思うかもしれませんね。

 

けれど友の会の利率は、実際はもっと高くなります。というのも、最初に12万円預けて1年後に13万円になるのではないからです。

 

1万円ずつ積み立てていくので、年利換算すると15%を超える数字になります。これはかなりいい数字です。

 

・課税されない

銀行に預け利息として1万円を受け取った時は、20.315%の税金が引かれてしまいますが、友の会のボーナス1ヶ月分は納税の必要がありません。

 

おまけで貰う1ヶ月分が、まるまるお買い物に使えます。

 

・百貨店(デパート)内ほとんどの買い物に使え、ブランド品も買える

当たり前でしょ!?と思うかもしれませんが、そうでもありません。

 

百貨店(デパート)のクレジットカードや株主優待割引は、ブランド品が割引対象外になっているケースが多いのです。そのため、買いたいものがあっても、定価で買うしかない場合があります。

 

その点、友の会は殆どの買い物に使えます。(商品券等は買えません)

 

高い物を計画的に購入する場合は、友の会が適していると思います。

 

また最近では、オンラインショップの買い物にも使えるようになっているところがほとんどです。近くに百貨店(デパート)が無くても利用しやすくなっています。

 

百貨店友の会デメリット

 

デメリットも知っておきましょう。

 

申し込んだ百貨店(デパート)関連でしか使えない。

積み立てた金額とボーナスが、現金で戻ってくるのではありません。その百貨店(デパート)のプリペイドカードなどで戻ってきます。利用先が限られています。

 

使わずにいると、減ることもないけれど利息が付くわけでもない。

1年後に1ヶ月分のボーナスがつくため、満期時は高い利回りとなります。

 

けれどその後、利息が付くことはありません。1年後も使わずに置いておくと(最初の積み立てから2年後)実質、利回りが半分になってしまいます。

 

実際に未使用、つまり積み立てても買い物に使われないケースも多いそうです。

 

友の会は継続の意思表示をしないと、次年度の積み立てが始まりません。(これはメリットかもしれません)

 

比較的大金のプリペイドカードになる

月1万の積み立てでも13万のプリペイドカードとなるので、落としたり失くしたりしたら大変です。救済措置はあるかもしれませんが、あまり高額の積み立てにしない方が安心かもしれません。

 

私が初めて友の会を申し込んだとき、カウンターでプリペイドカードを紛失した場合について質問をしました。

 

あまり明確な答えが返ってこなかったので、予定していた積み立て額より減額してスタートしました。

 

高島屋は友の会にアプリを取り入れています。アプリであれば、友の会カードの紛失はありませんね。

 

 

百貨店(デパート)が倒産した場合、全額保証されるか不明

コロナ直後に比べると回復してきていますが、依然、百貨店(デパート)は厳しい状況にあります。

 

預金代わりではなく、買い物に使う分を上手く積み立てていくのがリスクを抑えた使い方になります。

 

株主優待割引

 

百貨店(デパート)には、株主優待制度として割引を取り入れているところが多くあります。百貨店(デパート)によりそれぞれですが「割引率10%、利用限度額あり」が多いように思います。

 

一度株主になると、株主である限りは株主優待の権利があります。株主は会社にとって大切な存在です。行きつけの百貨店があれば、株主になってもいいでしょう。

 

株主になる場合の注意点

コロナから3年経ち、百貨店(デパート)の株価がコロナ前に戻ってきました。コロナからの回復基調であるにしろ、百貨店の経営は依然厳しい状態にあります。

 

株価の大きな値上がりが期待できるかというと疑問です。優待目当てで買ったものの、株価が下がってしまう場合も考えられます。

 

ただ年間の買い物利用額が多い場合は、長期保有することで、株主優待の割引額の合計が株の買値を上回ってきます。

 

株主優待のメリットは、株主である期間(優待制度がある限り)ずっと優待の権利があることです。

 

株式のデメリットと優待のメリットを照らし合わせて購入の判断をするといいのですが、よく利用する百貨店であれば、満足度は高いのではないかと思います。

 

思いがけない盲点

私が株主になっている百貨店(デパート)は、優待カードを見せると10%割引になります。

 

ただしブランド品等の優待除外もあるので、使う時はカードを見せて「これ使えますか?」と訊いています。

 

一番困ることは、その百貨店(デパート)のクレジットカードしか併用できないことです。私はその百貨店(デパート)のクレジットカードは解約してしまったので、割引優待カードを使う時は現金を多めに用意してでかけています。

 

友の会と株主優待割引の比較

 

2つを比較してみます。

・友の会は利用除外品が少なく、株主優待割引はブランド品等除外品がある

 

・友の会はいわゆる代金先払い、株主優待割引はその時払い

 

・友の会で積み立てたお金の使用期限はない、株主優待割引は半期ごと期限がある

 

友の会と株主優待割引どんな時に使うといいのか?

 

友の会

決まった買い物がある場合や高価なものを買う場合に適しています。

 

例えば、毎年決まった額のお歳暮を購入している場合や、決まったブランドの化粧品や洋服を買う場合など。

 

他に、七五三のお着物をこの百貨店で買いたい!と思う場合なども向いているでしょう。

 

自分が積み立てたお金ですから、未使用分が出ないようにしたいですね。

 

株主優待割引

やはり株価にも気持ちが左右されますので、割引目当ての安易な株式購入は避けた方がいいでしょう。

 

けれど、よく利用する百貨店であれば、株主優待はありがたい存在です。

 

なぜなら百貨店(デパート)での10%の割引率は、とても大きな割引率だからです。

 

10%の割引率は、百貨店(デパート)のクレジットカードでも、ゴールドカードや年間買い物金額100万円以上レベルの優待率です。

 

それが株主という条件だけで10%の割引なのですから。百貨店(デパート)でしか買えないものや、お遣い物がある場合は重宝します。

 

比較して自分に合った利用を

 

友の会と株主優待割引どちらも用意している百貨店(デパート)があります。高島屋、三越伊勢丹、大丸松坂屋、阪急、近鉄などです。

 

友の会と株主優待割引は、どちらもとてもお得です。けれど使い方によっては、無駄になってしまう場合もあります。

 

百貨店(デパート)によって利用条件が違うので、まずは利用する百貨店(デパート)を調べてみてください。普段の使用状況と照らし合わせ、賢く利用してくださいね!

 

 

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森悦子

ファイナンシャルプランナー。 「何かやらないといけない、けど何から始めたらいいのか分からない」と思っている同世代の女性が、お金の知識を身に着け自分自身の老後資産を築けるようになってほしいとの想いで、N-1ゼミ®Womanを主宰する。 「低リスクの投資をしながら、優雅に過ごすシニアマダム」の育成を目指す。

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